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ふとももパンの試聴音声
ふとももパンの発売は来年にさせてくださいすみません。
ふとももパンの試聴音声をアップしました
* * *
今からする話は殆ど作り話なんですが、ボクは家庭の事情でよく料理をしていたので、日常的に料理をする人達のコミュニティに属していました。
彩度をいじって美味しそうに見せかけた画像を投稿したりするコミュニティです。
料理を作っては彩度をいじる生活を続けていたところ、そこで仲良くなった人達と、ホームパーティーを開催することになりました。
手料理を一品ずつ持ち寄って食すという、クッキングパパじみたホームパーティーです。
参加者の一人が自宅に招いてくれたので、皆でその人の家に集まりました。
メンバーの住んでいる地域がバラバラなのもあって、料理を持ち寄るというより、下ごしらえした食材を持ち込んでその場で料理する人が多かったと思います。温めるだけで食べられるカレーなどもありました。
何の料理を持って行くかを事前に伝え合わなかったのでカレーはかぶってました。
いつも作ってる簡単な手料理でいいよね、などと慎ましぶっていた奴は、イキったシュガーパイを持参していました。定期的に焦げた煮物の画像を投稿しているような奴が。
手間のかからない料理や冷めた料理を出したところで文句を言う人などいないのですが、遠方からはるばるこの為に来ているわけですから、見栄えのよい凝った料理を食べさせたくなるのは、まあ人情でしょう。
かぶったカレーもそれぞれ手製のルウを使っているようでした。
幸いカレー以外はかぶることなく、凝った大皿料理からビーフジャーキーやデザートのオムレットなどもあったりして結構いい感じのパーティーになりました。
皆で台所を借りて時間のかかる料理から順に火を入れていきます。ボクもグリルを借りて食材を焼きはじめます。
「TOKIBE殿これは何?」
「豆のさやです」
ボクがグリルを押し引きしているうちに、TOKIBEあんた馬鹿言ってんじゃないよという空気が漂い始めました。
そら豆はさやまで食べられるというのが料理界の常識だと思っていたのですが、そうでもなかったようです。
焦げ目のついたさやに塩を散らすと、皆の視線が変わってオオ~やるじゃないみたいな空気に一転しました。
シンプルにさやだけを塩で食べてもらいました(豆は敢えて家に置いてきた)。
そら豆はさやまで食べられるといっても、さやが特別美味しいというわけではありません。
なので、このメニューに関しては舌で味わうというより、雰囲気を味わってもらおうという趣向で用意したのです。
こういう機会に普段あまり口にしないものを試すのも乙だよね、といった感じの反応を予想していたのですが、蓋を開けてみるとやたら不評で、ボクのさやはひどいバッシングを受けました。料理に文句を言う人などいなかったはずなのに。
いや、これは優しさ。腫物に触れるような感じで中途半端に捨て置かれるより皆で正直な感想を言いながら平らげてくれた方が気が楽。ボクは自分自身にそう言い聞かせました。
イキったシュガーパイがボクのさやを生ゴミ呼ばわりしたのでさすがに言葉が過ぎるぞと思って自分で食べてみたところ、硬くて噛めたものではなく、結論としては生ゴミでした。
生ゴミを出してしまって申し訳ないという気持ちが膨らみ始めた時、ひとりでに窓が開いて正体不明の物体が飛び込んできました。
物体は次々にさやへ納まり、そら豆本来の姿に戻ります。
そう、家に置いてきた豆が気を利かせてここまで飛んできたのです。
そして皆で豆を食べ、パーティーは笑顔に包まれました。
つまり何が言いたいかというと、そらまめはうまいということです。
ここまで読んでくれたあなただけに
あのサークルのエッチボイスを微妙な値引き価格で
(2018/1/15まで)
以下、拍手でいただいたコメントへの返信です。
ふとももパンの試聴音声をアップしました
* * *
今からする話は殆ど作り話なんですが、ボクは家庭の事情でよく料理をしていたので、日常的に料理をする人達のコミュニティに属していました。
彩度をいじって美味しそうに見せかけた画像を投稿したりするコミュニティです。
料理を作っては彩度をいじる生活を続けていたところ、そこで仲良くなった人達と、ホームパーティーを開催することになりました。
手料理を一品ずつ持ち寄って食すという、クッキングパパじみたホームパーティーです。
参加者の一人が自宅に招いてくれたので、皆でその人の家に集まりました。
メンバーの住んでいる地域がバラバラなのもあって、料理を持ち寄るというより、下ごしらえした食材を持ち込んでその場で料理する人が多かったと思います。温めるだけで食べられるカレーなどもありました。
何の料理を持って行くかを事前に伝え合わなかったのでカレーはかぶってました。
いつも作ってる簡単な手料理でいいよね、などと慎ましぶっていた奴は、イキったシュガーパイを持参していました。定期的に焦げた煮物の画像を投稿しているような奴が。
手間のかからない料理や冷めた料理を出したところで文句を言う人などいないのですが、遠方からはるばるこの為に来ているわけですから、見栄えのよい凝った料理を食べさせたくなるのは、まあ人情でしょう。
かぶったカレーもそれぞれ手製のルウを使っているようでした。
幸いカレー以外はかぶることなく、凝った大皿料理からビーフジャーキーやデザートのオムレットなどもあったりして結構いい感じのパーティーになりました。
皆で台所を借りて時間のかかる料理から順に火を入れていきます。ボクもグリルを借りて食材を焼きはじめます。
「TOKIBE殿これは何?」
「豆のさやです」
ボクがグリルを押し引きしているうちに、TOKIBEあんた馬鹿言ってんじゃないよという空気が漂い始めました。
そら豆はさやまで食べられるというのが料理界の常識だと思っていたのですが、そうでもなかったようです。
焦げ目のついたさやに塩を散らすと、皆の視線が変わってオオ~やるじゃないみたいな空気に一転しました。
シンプルにさやだけを塩で食べてもらいました(豆は敢えて家に置いてきた)。
そら豆はさやまで食べられるといっても、さやが特別美味しいというわけではありません。
なので、このメニューに関しては舌で味わうというより、雰囲気を味わってもらおうという趣向で用意したのです。
こういう機会に普段あまり口にしないものを試すのも乙だよね、といった感じの反応を予想していたのですが、蓋を開けてみるとやたら不評で、ボクのさやはひどいバッシングを受けました。料理に文句を言う人などいなかったはずなのに。
いや、これは優しさ。腫物に触れるような感じで中途半端に捨て置かれるより皆で正直な感想を言いながら平らげてくれた方が気が楽。ボクは自分自身にそう言い聞かせました。
イキったシュガーパイがボクのさやを生ゴミ呼ばわりしたのでさすがに言葉が過ぎるぞと思って自分で食べてみたところ、硬くて噛めたものではなく、結論としては生ゴミでした。
生ゴミを出してしまって申し訳ないという気持ちが膨らみ始めた時、ひとりでに窓が開いて正体不明の物体が飛び込んできました。
物体は次々にさやへ納まり、そら豆本来の姿に戻ります。
そう、家に置いてきた豆が気を利かせてここまで飛んできたのです。
そして皆で豆を食べ、パーティーは笑顔に包まれました。
つまり何が言いたいかというと、そらまめはうまいということです。
ここまで読んでくれたあなただけに
あのサークルのエッチボイスを微妙な値引き価格で
(2018/1/15まで)
以下、拍手でいただいたコメントへの返信です。